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CASE5 安価な国産インプラントの危険性

インプラント治療に関するトラブルとして、安価な国産インプラントを使用することの危険性について紹介しています。

医療における価格破壊に潜む危険性

「インプラント治療後間もなくして、鼻から膿が出るようになった」「手術後1ヶ月も経たないうちに、埋め入れたインプラントが破折・脱落した」――。

前者はカルシウムコーティングの激安インプラントを入れた患者さんのケースで、後者は低価格を売りにしたクリニックでインプラント治療を受けた患者さんのケース。どちらも使用したのは安価な国産のインプラントでした。

誤解のないように言っておくと、POI、AQB、GCなど国産のインプラントメーカーはいくつもありますが、そのすべてが危険というわけではありません。

たとえばPOIは京セラメディカル社の製品で、国産のインプラントのなかでも歴史が深く実績も十分。また、GCは大学病院などでも多く使用されています。要は、注意が必要なのは「国産のインプラント」ではなく「安価な国産のインプラント」ということです。具体的には1本10万円~20万円台くらいの低価格インプラントについてはちょっと疑ってかかった方が良いかもしれません。

現在、世界には100社以上のインプラントメーカーが存在しますが、国産メーカーのインプラントよりも海外メーカーのインプラントの方が総じて性能が高い傾向にあります。

この差は言うなればインプラント治療の歴史の差です。海外では昔からインプラントに関する臨床・研究が盛んに行われてきました。豊富なエビデンス(根拠)に基づいて開発・製造が行われているからこそ、海外メーカーのインプラントは高い性能と信頼性を獲得しえているのです。

信頼できるクリニック・歯科医選びのポイントとは?

以上のことを踏まえたうえで、信頼できるクリニック・歯科医を選ぶ際のポイントは2つあります。

ひとつめのポイントは、低価格の国産メーカーだけでなく、高性能な海外メーカーも含めて幅広いメーカーのインプラントを取りそろえていること。つまり、治療の選択肢が豊富であること。
なかには、どこのメーカーのインプラントを使用しているのかを伏せているクリニックもありますが、その場合には事前にしっかりと確認するようにしましょう。

ふたつめのポイントは、説明が十分であること。

メーカーが違えば製品の特徴も違ってきますし、製品が違えばそれぞれにメリット・デメリットも違ってきます。メリットだけでなくデメリットやリスクについてもしっかりと説明してくれる、信頼できるクリニック・歯科医を選ぶようにしましょう。

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