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海外インプラントメーカー

海外のインプラントメーカーのそれぞれの特徴やメリット・デメリットについて紹介しています。

世界三大インプラントメーカー

現在、インプラントメーカーは世界に100社以上あると言われています。そのなかで「世界三大インプラントメーカー」と呼ばれているのは、スイスのストローマン社、スウェーデンのノーベルバイオケア社、そして同じくスウェーデンのアストラテック社の3社です。早速、それぞれの特徴について見ていくことにしましょう。

ノーベルバイオケア社

ノーベルバイオケア社の代表作「ブローネマルク・システム」は由緒あるインプラントであり、現在のインプラントの基礎をつくった製品と言っても過言ではありません。さまざまな症例に対応することができ、その汎用性の高さが大きな特徴(メリット)となっています。

全顎補綴や傾斜埋入といった難易度の高い治療の場面でも活躍し、その意味では技術のある歯科医にとっては使い勝手の良いインプラントと言えますが、逆に技術のない歯科医にとっては少々敷居が高く感じられる点が、デメリットと言えばデメリットと言えるかもしれません。

ストローマン社

ストローマン社は、世界で数多くのシェアを誇るインプラントメーカーです。それこそが、ストローマン社のインプラントに対する世界の歯科医からの大きな信頼の証とも言えるでしょう。技術的なこととしては、「1回法」という術式を採用しているため、たとえば「ブローネマルク・システム」と比べても扱いが簡単です。加えて、優れた表面性状により長期的な予後が良好といった特徴を持ちます。

ストローマン社のインプラントに関しては、技術面でのデメリットは特にありません。あえてデメリットを挙げるとすれば、良いメーカー・製品であるだけに、相応の費用がかかるといった点でしょうか。

アストラテック社

アストラテック社のインプラントには、免荷期間(インプラント体と骨が結合するまでの期間)を6週間ほどに短縮することができるといったメリットがあります。また、インプラントを支える骨の減少を抑えることができる点も、このメーカーのインプラントの特徴になります。

アストラテック社は世界的には有名なインプラントメーカーですが、ノーベルバイオケア社やストローマン社と比べると日本での知名度は低く取り扱っているクリニックも少ないため、たとえば引っ越しなどをしてクリニックを変わる際に少々不便を感じることもあるかもしれません。

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